背景
AWSのEC2やRDSを使用するにあたり、インスタンスタイプを選定した上で使っているが、最近リリースされた新しめのインスタンス(この記事の時点だとr6iとか)を使う場合、特定のリージョンやAZで使えない場合がある。
その場合の確認方法として、EC2であれば管理コンソールのEC2の画面から対応しているリージョン・AZを調べることが出来るが、RDSでは同様のインターフェースは現状提供されていない。
確認方法
対応リージョン
対応リージョンについては、管理コンソールから確認できないものの、価格票のページから同等の情報を確認することが可能 1
ただし、AWS曰くまれに価格票が更新される際に使えるけど乗ってないケースがあるので、その際はリロードするなりしてくれとのこと。
対応AZ
対応しているリージョンが分かった後に、そのリージョンで対応しているAZ(Availability Zone)を調べる場合は CLIコマンド describe-orderable-db-instance-options
で確認が可能である 2
例として、TokyoリージョンのAurora for PostgreSQL 14.3 の r6i.large が使えるAZを確認するコマンドは以下の通りである。
$ aws rds describe-orderable-db-instance-options --region ap-northeast-1 --engine aurora-postgresql --engine-version 14.3 --db-instance-class db.r6i.large --query 'OrderableDBInstanceOptions[].{EngineVersion:EngineVersion,DBInstanceClass:DBInstanceClass,AvailabilityZones:AvailabilityZones}'
出力結果は以下の通り。1c は現状では使えないみたい。
[
{
"EngineVersion": "14.3",
"DBInstanceClass": "db.r6i.large",
"AvailabilityZones": [
{
"Name": "ap-northeast-1a"
},
{
"Name": "ap-northeast-1d"
}
]
}
]